春から夏の間、遠い北国の水辺で卵を産み、子育てをしていたハクチョウたちは、冬が近づくと越冬地を求め約1週間かけて数千キロも南下します。ここ羽田(はんだ)沼へも、約百羽のハクチョウたちが、10月末頃にやってきます。そして、千数百羽のカモと一緒に翌年の3月末頃まで、ゆっくりと一冬を過ごします。